2012年9月22日土曜日

CuBox + MPDでノイズレス再生環境の構築 (1) : 動機〜注文〜到着まで

CuBoxを購入してからあれこれいじり倒し、ようやく形にまとまったので、記録に残しておこうとブログを始めてみた。大学の後輩に背中を押されたのもあるが。

 近頃Raspberry Piを始めとした小型低価格低性能なPC?市場が賑わいを見せている。奇しくも仕事でBeagleBoard-xMを触る機会があり、Linuxのインストールさえ完了すれば後は通常のLinuxと同じように扱うことができることを知った。ここで、「こういうハードウェアを使ってノイズレスな音楽再生環境を作れないか?」と思ったのが始まり。

 引っ越してから満足のいく音楽再生環境が自宅になかったので、そろそろちゃんとした環境を作ってもいいんじゃないかと思い、調査開始。

ちなみに、引越し以前の環境は以下の様な感じだった。

[ML110G5(NAS)] --(LAN)-- [自作PC(SE-90PCI)] --(光デジタル)-- [GX-77M]

ML110G5(以下ML)上の音楽ファイルをデスクトップPCで再生し、GX-77Mで鳴らすといった感じ。
この自作PCは引越しの時に解体してしまった。現在手元にあるのはMLとGX-77Mのみ。数ヶ月前、MLにサウンドボードを挿して、ここから直接再生するということも試してみた。しかし静かな部屋ではMLのノイズが結構気になってしまい実用には至らず。

まずはどのような小型PCがあるのかを調べた。これについては良い感じにまとめていたページがあったのでご紹介。


Raspberry Pi以外にもまだまだある!思わず欲しくなった超小型パソコンまとめ


GX-77Mの光デジタル入力端子を活かそうと考えると必然的に光デジタル出力端子を備えた本体を探すことになるのだが、上記ページで紹介されているものの中ではCuBoxしかなかった。紹介されているもの以外も探してみたが見つけられず。

というわけで早速CuBoxを注文。公式サイトで「Buy Now!」をクリック。
http://www.solid-run.com/products/cubox

支払いはPayPal経由で。送料込みで$177.99USD。日本円で14351円だった。
7月28日に注文したが「在庫切れだから8月15日までには発送するよ」というメールを受け取った後、発送の連絡が来たのは8月24日。まあ海外通販なんてこんなもんだよなと思いつつ、受け取ったのは8月31日。

500円玉との比較。いかに小さいかがよくわかるかと。
その小ささ故、ケーブルを繫ぎすぎると本体が浮く。
ただ、普段使いでは電源とLANケーブルと光デジタルケーブルしか挿さないので、配線に気をつければどうということはない。

本体には最初からmicroSDが挿さっており、これにはUbuntu 10.04がインストールされている。そのため、HDMIケーブルとUSBマウスとキーボードを繋げばすぐに使うことができる。ただし重い上、ロケールなどの設定はもちろん英語。

一番右下はmicroUSB端子になっており、他のPCと接続するとUSB-Serial変換として認識される。これを使ってPuTTY等ターミナルソフトからコンソールで操作することが可能。ただし、こちらもカーネルのログがひっきりなしに出力されて使い物にならない。

自分でOSを入れなおした方が良いだろうということで、ネット上で調べたところ情報がまとまってて比較的簡単にインストールできそうなDebianを入れることにした。
次回以降で詳細を書きます。

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